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襄陽城、関羽の居室。
薄暗がりの中で二人きり、関平は父にねだりごとをしていた。
「父上、どうかもうこれ以上お預けにはなさらないで下さいまし」
熱い体を父にすり寄せて、手は父のそのたくましいものをしごいた。
「体がうずいて夜も眠ることができませぬ」
「毎晩父の手でしずめてやっておろう」
股間に顔をうずめると、その男根を横からくわえ、唇で甘かみする。舌先でその輪郭をたどる。いつの間にか教えていないこともするようになった。よい傾向だ。
「足りませぬ。そんなものではもう、足りませぬ」
自分で慰めるのは許していないし、人にかわいがられることを先に覚えてしまった以上、今さら自分でやっても満足できないだろう。
「欲しい…」
関羽の物を間近に眺め、その大きさ・重さに陶然としてうわ言のように言うその口から出る吐息が熱くかかった。
「父上のものが欲しいのです」
下に受け入れることを教えてから体つきに色気が出てきた。先だって、久し振りに会った趙雲が興味深そうに息子の体を眺めていたのが印象に残っている。
いかにも清潔な顔をして、趙雲はなかなか油断のならない男だ。
しかしその趙雲の目にとまったのは気が気でないというよりは、関羽にとっては愉快なことだった。
自分の教育が関平に効いてきたのだ。
熟し切るのを待ってその味をみる日も近いというものだ。
無論その味はたえなるものに間違いない。会った頃からそうと見込んで、手間暇掛けてこの自分が仕込んだのだから。
自分のものを夢中でねぶっている息子を見下ろしその髪をなでてやって関羽はにやりと笑った。
関羽の一物は大きく、くわえることもままならないが、終わる時だけは口に含むように重ねて教育されている。顔にかけるより、飲ませるのが関羽の好みだ。
時を察知して関平は先端に吸いつき、音を立てて舌で促して、流し込まれた精液を飲み下した。
「ん、く…」
大量のそれを、難なく関平は飲んで見せる。
「うまいか」
「はい」
終われば全体をくまなくなめ、舌で残滓をぬぐう。
最中、大仰に胸をそらせて横たわっていた関羽だが、ひとしきり満足したらしく息子の言葉を入れる気になったようだ。
「どれ」
関平に体を起こさせ、横抱きにすると、あらわに開かせた足の間に手を伸ばす。
「んっ」
まだ触れてやってもいないその奥まった場所は、しかし独りでに熱く充血している。既に体が受け入れる喜びを覚え込み、自然に準備するようになったのだ。
「うむ、もう十分だ。かれこれ辛かろうな」
父の首筋にすがりついて関平は快楽を取りこぼさないように努めるのだが、関羽は冷静にその具合を確かめた。
「父上、どうか」
「そのうちな」
気のない答えに絶望したように息子が見つめてくるので関羽はそれで満足し、願いをかなえてやってもよいという気分になった。
「よし、ではこうしてやろう。今度の戦が終われば北荊州がこの父の物となる。めでたいその祝いに抱いてやる」
息子が目を輝かせて喜ぶのを見ては、関羽としてもその日が待ち遠しいようにも思える。
「今日のところは我慢しろ。どうやっていきたい。指がいいか、それとも道具を使うか」
「ゆ、指。父上の指で」
関羽はおおい倒し、首筋を強く吸って跡をつけながら、指で強く中をこすった。
「あっ、はあ、はあ、ああ」
色の白い肌に、跡が鮮やかに残る。こうするのもまた関羽の好みだった。息子の体がどこもかしこも自分の思い通り反応するのを関羽はおもしろく見る。
「あ、いい…」
元々の素材もあるが、ここまで鍛えるのはかなりの手間だった。咲かせるのが楽しみであり、残念でもある。
「明日は衿の高い着物をつけろよ」
「あっ、ああ! ち…ちうえ、父上。ああ、早く、一日も早く、抱いて下され」
陶酔して更に強く、関平は父にすがる。
運命の雨は既に降り始めていたが、閨にこもって情欲にふける彼らにはその雨音は聞こえないのだ。
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