
| まだ乱れた息のままでしとねに伏して、敷布を握りしめる自分の手を関平は見つめた。 知らずに終わるはずの疲れであり、快楽だった。 死を恐れる気持ちは元よりない。漢の再興半ばにして倒れる悔しさも今はない。 いさぎよく死ぬことだけを考える関平だが、ただ── ──父上。 ただ父との交わりがこんな形で成就する悲しさだけは、今際の淵に臨んだこんな時でも押し殺せなかった。 登り詰めた体はまだ指先までしびれるようだ。恋い慕う相手と快楽の極みを共にしたというのに、その余韻がこんなにも苦い。 時に迫られて、このような安直な方法に決着を求めざるを得なかったことが。 喜びのために父を慕ってきたのではなかったものを。 自分を残して既に部屋を後にした父が、城を引き払う指示を出す声が聞こえる。 ほんの今しがたまで耳元で聞いていた声が遠く響くことが、とてつもなく空しい。 ──父上、平は死んでもおそばを離れませぬ。 鼻梁をつたって、ひとしずくが流れ落ちた。 |
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麦城に援軍なく、関羽軍はもはや死を覚悟した。 残された一夜を二人は共にする。 |
関羽×関平 | |
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一. 宵の月 二. 夜半の月 三. 明け方の月(完) |
2003.7.7 | ||
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もしも上庸へ伝令として立ったのが廖化でなく関平だったら。 上庸で旧友劉封に会したことが、彼の武将としての生涯の分岐点になった。 If設定小説。 |
劉封×関平 | |
| 一. 上庸に会す 二. 博望坡の夜 三. 街亭を望む(完) 挿話. 西川で見た天の川 |
2003.8.24 | ||
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樊城攻略の陣中見舞いに江陵からやってきた関興。 彼はもう子供ではなく、しかし大人でもなかった。 |
関興×関平 | |
| 一. 起 二. 承 三. 転結(完) |
2003.7.7 | ||
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強くなった雪に、弟は寒い思いをしてはいないだろうかと、関寧はその時に限ってふと思ったのだった。 | 関羽×関平 | |
| 全 | 2003.11.23 | ||
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赤壁の裏、関羽が曹操を見逃す華容道。見逃せば死罪と知りながら。 その時関平は。 |
関羽×関平 | |
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一 二 三 四 五 六 七 八 九(完) |
2004.5.13 | ||
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弟から恋人になるのは難しいが、弟のまま恋人になるのはなお難しい。 しかし関興はそうしたいのだった。そうでなければ意味がないのだった。 「 |
関興×関平 | |
| 弟不弟 一 二 三 四 五 閑話 難為兄難為弟 一 二 三 四 閑話 風雨対状 一 二 三 |
2008.8.31 次回2008秋予定 |
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荊州を預かる総領関羽と副官関平の穏やかながら波乱に満ちた日々。 各話読み切り、今後は一~二ヶ月間隔で連載の予定。 第六十話(本編最終話)まで公開中。 今後の予定についてお知らせ |
関羽×関平 | |
| 目次 | 2008.8.24 次回2008.秋予定 |
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| 無双設定のお話を集めた部屋。 普段と大して違いはないので、無双をご存じでなくてもおそらくお楽しみいただけると思います。補足説明もありますよ。 |
関羽×関平 (一部例外あり) |
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| 目次 | 2008.5.26 |